「経済評論家の父から息子への手紙 」※本のタイトルです。ビズヤスの父親じゃないよ。
みなさん。お疲れ様ですビズヤスです。今回ご紹介する本は、経済評論家の山崎元さん最後の本、
「経済評論家の父から息子への手紙」です。
山崎元さんは残念ながら2024年の1月に亡くなられました。私、ビズヤスが投資を始めたきっかけになった人物の一人で本当に残念です。非常に理知的にお話しされる方で、その一方で優しさも感じられる方です。Youtube等で実際にお話しされている姿を見ると共感いただけると思います。

山崎元さんと言えば、著書「ほったらかし投資」が有名ですね。金融庁の
初めての投資!おススメの一冊ベスト10
にも上げられています。こちらも良い本です。
なぜ就職する前に読みたかったのか?
本のまえがきより、
世間に流されてぼんやりと働いていると、一方的に「利益を提供する側」に回って損をする。資本主義経済はそういう仕組みになっている。また、自称お金のプロのアドバイスに従うと、すっかり「カモ!」にされるようにもできている。
就活のシーズンになると、みなよく似たリクルートスーツに身を包んで… 就職に成功した学生たちが大企業の入社式に臨む映像が流れるのだが、著者は、いつも彼らを見て「悲惨だな」と思う。彼らの大半が、経済の「不利な側」に回って、企業に利益を吸われて効率の悪い一生を送る。… 彼らの大半は使う側から見て「取り替え可能な人材」として弱い立場で会社員人生を送る。
と山崎元さんは言われています。
ビズヤスの就職からの会社員生活を振り返ると、まさにこのとおり・・・リクルートスーツに身を包み、企業の目的のため、顧客と株主の利益のため、尽力する日々でした。
特に「取り替え可能な人材」という言葉は、胸を突いた言葉ですね。まあ、現在も居場所を変え会社員を続けていますが、会社に対するスタンスや、ビズヤス自身のライフスタイルも大きく変わりました。
話が脱線しましたが、
「なぜ就職する前に読みたかったのか?」は、この取替え可能な人材にならないための、
働く上での考え方として、自分の人材価値を育て、守り、活かすことを中心にするといい。
といった言葉を、過去の自分が知っていれば・・・と思ったからです。
その方法も書かれています。
内容
- 第一章 働き方・稼ぎ方
- 第二章 お金の増やし方と資本主義経済の仕組み
- 第三章 もう少し話しておきたいこと
- 終章 小さな幸福論
- 付記 大人になった息子へ -息子への手紙全文-
全四章 + 付記の構成で、ボリューム感のある内容です。
今回お話する内容は、投稿題材に関係する第三章に留めたいと思います。残りの章は、資産形成にも関する内容のため、また後日、別の本も交えながらお話できれば・・・
では自分の人材価値を育て、守り、活かす方法について、本文からビズヤスがピックアップしたものをご紹介
上記については、人によって立場も考え方も違いますし、「父から息子への手紙」の題名のとおり、父から息子への言葉として具体的な方法についてまでは読者に委ねられていると思います。
山崎元さんは
人材価値 = (能力+実績) x 持ち時間
と言われています。
自分が続けられる仕事を続け、能力と実績を積み、躊躇なく転職する。そんなマインドを就職する前に持っていたら・・・と思うビズヤスです。
※必要なお金は人そろぞれ違うはず!と思う方も多いと思います。ビズヤスもそうでした。資産運用については、また後ほどお話したいと思います。
まとめ
- 取替え可能な人材になってはいけない
- 自分の人材価値を育て、守り、活かす 仕事について考え行動しましょう
本書をぜひお手に取り読んでみて下さい。特に「付記 大人になった息子へ -息子への手紙全文-」山崎元さんから息子さんへのお手紙を読んでみて下さい。仕事へのスタンスや、資産運用への考え方が変わると思います!ビズヤスは涙が出そうになりました。